CURRENT EXHIBITION

AFTER APOX. by BIEN, DIEGO, RUSSELL MAURICE

会期

2021.08.28(土) – 09.12(日)
※ 水曜日〜土曜日、最終日曜日開廊

営業時間

13:00 – 19:00

ご来場に際して

*ご来場の際は、マスク着用、検温、消毒にご協力お願いします。

*会場の混雑状況により入場制限を設ける場合があります。列にお並びいただく場合があること、予めご了承ください。

*状況に応じて、会期・営業時間の変更する可能性があります。変更の際は、ギャラリーウェブサイトとInstagramにてお知らせ致します。

CALM & PUNK GALLERYでは BIEN、DIEGO、RUSSELL MAURICE による3人展 「AFTER APOX.」を開催致します。

3人は共に東京で活動し、グラフィティを背景に持ち「コミック・アブストラクション」を実践する作家たちです。共通する美学を多く持つ彼らの待望の初合同展覧となります。
平面・半立体作品を制作することが多い彼らですが、今回の展覧会では立体作品にフォーカスします。5mの天高を利用し、ギャラリー史上最大サイズから最小作品までを含む様々な大きさのスカルプチャーが展示されます。
本展タイトル「AFTER APOX.」は「黙示録以降」を意味します。人類がいなくなった後の世界、そこで無生物や植物たちはどのように振舞うのか。

終末世界とアニミズムの現代的な視覚言語による解釈をご高覧頂ければ幸いです。

「AFTER APOX.」によせて

「BIEN と DIEGO と立体作品の展覧会をやる」。
RUSSELL MAURICE が最初にそう話してくれた時、そして今まで
3人が共通して持っていた本展に関する共通の認識は至極シンプルにそれだけだった。
その後、展示される作品のアイデアに関する会話の中でMAURICEから
「AFTER APOX.」が飛び出してきた。僕は展覧会にピッタリだと感じた。

本展タイトル「AFTER APOX.」は「AFTER APOCALYPSE」の略語、
つまり「黙示録以降」である。もともと「黙示録」自体は新約聖書の1部だが、
現代において「APOCALYPSE」という言葉は聖書やキリスト教の枠組みから飛び出し
「世界の終末」を意味する言葉になっている。

人類は世界の終末や、そのドラマに惹きつけられてしまう。
宗教、文学、映画、噂、あらゆるところで
終末に思いを馳せて、物語にして、戦ってしまったり、
他界に行ったり、復活したり、救われてみたり、裁かれてみたり。
こう書いてみると、とても騒々しい。ああ、落ち着きたい。

ナウシカは言う「なぜ、誰が、世界をこんな風にしてしまったのでしょう」。
答えは明白だ、人類だ。自作自演の上に騒がしい、もはや最悪である。
世界は終わらない。別に人類がいなくなったって。
人類が終わって、居なくなったとしても、そこに在る事象は続いてくだろう。

本展で3人のアーティスト、BIEN、DIEGO、Russell Maurice が作り出す作品群は、現代的な視覚言語による終末世界とアニミズム – 2つの古典の新解釈を描き出します。

ー 安部 憲行 / CALM&PUNK GALLERY

《 アーティストプロフィール 》

BIEN
1993年東京都生まれ、ドローイングを表現するアーティスト。ストリートカルチャーやアニメーションやフィギュアから影響を受けており、これらの文化の持つ様々な表現様式を受け継いだ抽象絵画制作やインスタレーションを展開。記号的な意味の解体と再構築を試みる。主な個展に、18 年「WOOZY WIZARD」(BLOCKHOUSE、東京)、21年「DUSKDAWNDUST」(PARCEL,HARUKAITO by island、東京)、主なグループ展に 17 年「Reborn-Art Festival」(宮城)、18 年「理由なき反抗」(ワタリウム美術館、東京)、20 年「PARALLEL ARCHEOLOGY」(OIL by 美術手帖ギャラリー、東京)など。
https://www.instagram.com/bien_jap/

DIEGO
10代でストリートアートを始めた DIEGO は「東京のストリートを代表するアーティスト」ではないが、「日本のストリートシーンにおいて、最も風変わりなアーティスト」だ。美術教育は勿論のこと、大学・専門教育は受けていないし、東京の荒々しいストリートシーンに揉まれて育った訳ではない。その代わりDIEGO は持ち前のオタク的観点によって graffiti やストリートアートに精通し、街の中に独自の視点で表現を仕掛け続け、いつからか「ジワジワと知られる」ストリートアーティストとなった。DIEGO の作品に登場する不恰好で可愛らしいキャラクター達は、彼が街の中を自転車を漕いで探し出したレトロな看板や、古本屋に足蹴に通って昔の印刷物から探し出した「製作者不明のキャラクター」である。また、彼の描く不思議な文字は、ヨーロッパを中心として新しい世代に広がる Toy Grffiti(下手グラフィティ)の影響を受け、独自の視点で発展させたスタイルだ。このような DIEGO のもたらす「脱臼したストリート表現」は、絵画や壁画というビジュアルアートから、また街の中の graffiti、そしてコンセプチュアルアートまで、少しづつ活動の幅を広げている。近年では SIDE CORE の一員として展覧会の企画や作品発表に勤め、また自身が主催する壁画プログラムにおいても世界各国のアーティスト達の壁画制作のディレクションをおこなっている。
https://www.instagram.com/diego7a14/

RUSSELL MAURICE
ラッセル・モーリス 
1975年イギリス・ニューカッスル生まれ。20年ほどロンドンで暮らした後、東京に移住。1983年、若干8歳にしてグラフィティカルチャーに接し、大きな影響を受ける。インターネット以前の時代に存在した、世界中のグラフィティライターたちが自身のグラフィティ写真を交換する為の地下ネットワークに参加。そこで手に入れた写真を使用して、グラフィティムーブメントを記録したZINEを制作した。1993年には、イギリスで初めてグラフィティをTシャツにプリントしたアパレルレーベル「The Gasface」を立ち上げ。その後、レーベルの名称を「Gasius」に変更し、Medicom、Porter、Givenchy、NIKEといったブランドとのコラボレーションも多数実施。
モーリスの現在の作品群は、アニメーションやマンガの要素と組み合わせた抽象絵画、様々なメディウムの立体作品、コラージュと少しの写真で構成されており、新たな段階に突入した「コミック・アブストラクション・ムーブメント」の触媒となる重要アーティストと言える。
https://www.instagram.com/gasius/