PAST EXHIBITION

Maki Taguchi Solo Exhibition
"Beautiful Escape"

日程

2017年8月19(土) – 8月27日(日)

開廊

12:00 – 19:00
休廊 日曜、月曜日

会場

CALM & PUNK GALLERY

入場

無料

オープニングレセプション

8月18日(金)
19:00-22:00
レセプションでは、ジュース「Why Juice?」の ドリンクを配布いたします。
http://www.why-juice.me/

書籍

「Beautiful Escape」
価格 : ¥3,800+税
出版社 : 株式会社リブロアルテ http://libroarte.jp/

2009 年に CALM&PUNK Gallery で開催した個展「戦う Annabel Lee」では、当時の社会とメディア から受ける「現実」の二重構造に対して疑問を持ち、作品展示ではなく、撮影風景を公開するという パフォーマンスを行いました。その個展含め田口まきは、これまで一貫して 10~20 代の女の子を被写体 に彼女たちの純粋な姿を捉えてきました。8年ぶりの個展開催となる本展では、2014 年頃からの作品群 と総勢 14 名の女の子を被写体に、早朝の都市と美しい朝焼けの浜辺で撮影した新作を展示発表。様々 なシチュエーションと女の子が映る過去作品に並び、新作作品では対照的な場所に自由な雰囲気と純粋 な欲望を纏った女の子たちの自然体が記録されています。 また会場では、過去作品から本展新作まで収録した写真集「Beautiful Escape」を発売。


《作家ステイトメント》

「何か、したい」と「どこかへ、行きたい」

私は、女の子たちの “欲望” が好きだ
いつだって欲望が女の子を「どこか」へ連れて行ってくれる
純粋な欲望、そして未知への好奇心から、瞳孔が開いて光を反射した真っすぐな視線がレンズ越しに向けられる

「何が」したいかは分からないけど、「何か」がしたい

何かわからない「何か」を追いかけて一緒に走りたい
たとえば、きれいな女の子がきれいな色のドレスで、街の中を全速力で駆け抜ける
細くてしなやかな髪の毛が揺れて、太陽の光をうけて素肌のうぶ毛がキラキラ光る

走れば、そこはジャングルで草原で、幕の上がった舞台の上に立っている

いつも「どこかへ行きたい」と思っている

どこか分からない「どこか」のための小さな冒険を
いつも通る街の中で、何百回も何千回も通り過ぎる街の中で、
いま住んでるの部屋の中で、朝の海辺の澄んだ空気の中で
何をする?やりたいことは何でもいいよ?
好きな服を着て、着てる服を脱いで、
何でもいいんだよ

私はとくに、きれいな女の子たちが好きだ
きれいなことは、とても重要だ
もしくは、自分はきれいだと知っている女の子
あたりまえに、ただ美しい

私と、美しい女の子たち
彼女たちとの、ひとときの逃避あそび、その大切なかけがえのない瞬間の記録写真なのです

田口まき
2007 年よりフリーランスフォトグラファーとして女の子のポートレイトを中心に、雑誌や CD ジャケット、 グラビアなどのフィールドで活動を開始。また、女の子をテーマにした、書籍の出版企画やアプリ開発、 企業とのタイアップコンテンツ開発・コンセプトプランニングなどを手がける。雑誌『Numero TOKYO』 にて、「21 世紀少女」連載中。
http://non-grid.com/maki-taguchi/
https://www.instagram.com/maki_hampi/v