PAST EXHIBITION
PAST EXHIBITION
2021年6月25日ー6月27日
2021年4月07日ー6月07日
※ 応募は6月8日以降 締め切りました。
Non-syntax Experimental Image Festivalは、映像のオルタナティブな可能性に焦点を当て、多様性のある発展を目指します。
本映像祭は、オンライン上で世界各地から作品を集め、東京のCALM & PUNK GALLERYで開催します。本展は、映像作品の上映と展示のみならず、映像を通して鑑賞者と作家が同じ空間に身を置くこと、鑑賞の場に対するイマジネーションと創造をコンセプトにしています。
わたしたちが暮らす現代社会において「映像」の存在は、もはや日常のベースカラーになりつつあります。パンデミックにより閉鎖した環境が新たな生活様式と言われる中で、観ることは、ますます社会に対してアプローチする手段として普及しました。
一方で、あらゆるメディア ースマートフォン、テレビ、スクリーンなどー の発展は、ただ単なる技術の発展以上に、映像における従来のコンテクストと秩序を常に更新し、私たちの映像に対する認知にも影響を与えつづけているのではないでしょうか。
本展では、ビデオ、実験映画、アニメーション、パフォーマンスアート、音声芸術などといった、さまざまなジャンルの映像作品の可能性をひとつの空間でかたちにします。また、新たなコンテクストへの手がかりとなる映像作品を発表することで、それらを鏡として鑑賞者が自己と向き合い、メディアの境界を見つめる映像祭になればと思います。
そのように多種多様なカテゴリーと定義を混ぜあわせることで生まれる、よりディープなダイアログを紡ぐ試みとなります。
ー 金 秋雨(キン シュウウ) 許 鈞宜(Hsu Chun Yi)
「Non-syntax Experimental Image Festival (ノンシンタックス実験映像祭)」が参加アーティストが決定いたしました。
ビデオ、実験映画、アニメーション、パフォーマンスアートなど、さまざまなジャンルの映像作品を対象とした公募を行い、109の国と地域から集まった2,517の応募作品の中から66作品選出しました!
以下入選者リストです:
Archive, Image, Ephemera 「アーカイブ、イメージ、エフェメラ」
Oliver Folcarelli
Alexander Fingrutd
Anastasia Shubina / Timofey Glinin
Charles Dykstal
Chiara Rigione
Flora Nakazone
Gianrico Di Gennaro
Jacob Maximillian Baron
Johann Calderón
Juan Muñoz
Lorenzo Junyent
Onyou Oh
Peter Klausz
Salvatore Insana
Shaun Finneran / Sofia Petersen
Walter Smits
Body as Document「ドキュメントとしての⾝体」
Hsin-Yu Chen
ANAPSIDEA
CabezadeParolez Teatro /ALEXIS TRIGO
Humberto Giancristofaro
Julia Lucesole/ Amelia Orden /Vanessa Salamanca
Jungkyun Shin
Oona Taper
Gesa Kolb / Till Gombert
Weihan Zhou
Yeh Che
Kinetic Thinking「動的思考」
Arte Wescley Braga
Luo Sijia
Belen Resnikowski
Celia Eid
Julia Feliksa Wojciechowska
Nenad Nedeljkov
Dianna Barrie
Ruxandra Mitache
Sun Yiyang
Tomás Pichardo-Espaillat
Vera Sebert
Zsolt Gyenes
Landscape from Elsewhere「他所の⾵景」
Lin Yichiang
Afrian Purnama
Alcaeus Spyrou
Andrius Zemaitis
Antes Muerto
João Ricardo Paulino
Gianmarco Donaggio
Mattia Biondi
Merryn Jeann
Nicolas Toniollo
Jeroen Van der Stock
Polina Berestovaia
Rubén Marín
Jacqueline Heeley / Philippe Faujas
Toward the Virtual「バーチャルに向けて」
Lilian Robl
Nikos Koustoz
Nimyu
Caspar de Gelmini
David Anthony Sant
Gon Caride
Ihsu Yoon
Lin Yen Ju
Lin Zhe Zhi
Mati Pirsztuk
Muriel Paraboni
Manolo Fraga
Yang Qinhua
選出作品は、5つのカテゴリーに分類されている。ひとつ目のカテゴリー「他所の⾵景」では、空間と場所の⾒⽅、イメージが鑑賞者を別の場所へと誘う点にフォーカス。「ドキュメントとしての⾝体」では、⾝体そのもの、パフォーマンス、⾏為などが、カメラのフレームとさまざまな関係を形成し、そのこと⾃体がドキュメントとして刻まれるところに注⽬する。「動的思考」では、映像の物語性から離れ、⾊、線、質感、物の輪郭、光と影などをシンプルに表現した作品をセレクト。
「アーカイブ、イメージ、エフェメラ」は、実験映画やファウンドイメージやビジュアルアーカイブなどの考察であり、イメージの物質性や、時間と記憶に焦点を当てる。最後に「バーチャルに向けて」では、デジタル時代のさまざまなメディアを解体し、仮想の場で、私たちの知識や認識に問いを投げかける作品を選出しました。
プロフィール
金 秋雨 Qiuyu Jin
1995年中国上海生まれ
東京藝術大学国際芸術創作研究科博士課程在籍中
越後妻有アートトリエンナーレ、東京ビエンナーレなど参加。
「Alter-narratives―ありえたかもしれない物語―」展 コー・キュレーター、
許 鈞宜 Hsu Chun Yi
1992年台灣生まれ
國立臺北藝術大學美術學系博士課程在籍中
Youth Literary Awards (Hong Kong, category of Literature Critique)受賞
Taipei Poetry Festival、Taiwan Annual参加
二人共同キュレーション:
「不在此見(Not in this Image) 」(2020, 關渡美術館 Kuandu Museum of Fine Arts,Taipei)
「遭逢的映像(Encounter with Image」(2020, 靜慮藝術 Jing Lü Art,Taipei)