PAST EXHIBITION
PAST EXHIBITION
2019.12.14.Sat -12.22.Sun
Closed on 16th Monday
weekday : 13:00-20:00
weekend : 12:00-19:00
12.13.Fri 18:00-21:00
2006年に開廊したCALM & PUNK GALLERYが所有・保管しているアート作品を公開する初の展覧会を行います。
約10年間をかけて集められた作品群は、一人の人のように多面的。
それは2019年12月、東京港区西麻布に集まっているある一群の記録であり CALM & PUNK GALLERYや周辺で起きたコミュニケーションの蓄積。
東京、パリ、ロンドン、コーンウォール、ベルリン、バリナ、メルボルンから集められた21名のアーティスト、35点のアート作品達。
アートとは?
Jonathan Zawada の言葉を引用したい。
「言葉を使わずに主観的体験を他人と共有すること。」
GASBOOKのパブリッシャーであるガズアズインターフェイスが 2006年に当ギャラリーをオープン。以降、新進気鋭アーティスト の挑戦の場として、また多くの海外アーティストの東京初のプレゼンテーションをサポートしてきた同ギャラリーと、その周辺で約10年の間に起こったコミュニケーションの蓄積の中から、本展では平面作品を主に公開いたします。
Antwan Horfee / BIEN / Daniel Sparkes / Hidechika Sato / Hiraparr Wilson / Hiroshi Iguchi / Jonathan Zawada / Katsuki Tanaka / Kenichi Miyazawa (MAGMA) / Kenichiro Mizuno / Leon Sadler / Lucas Dillon / LUNG / Midori Kawano / Nanook / Russell Maurice / Rhys Lee / Ryu Okubo / Shohei Takasaki / Stefan Marx / Will Sweeney & more…
Antwan Horfee
現在はペインティングを中心にしながらもアニメーションや印刷物の刊行など様々な媒体で作品を制作し、ヨーロッパを中心に各都市で展示を行なっている国際的に注目を集める新進気鋭アーティスト。
ペインティングに於いては、抽象と独自の形状に変化させられた20世紀のアニメーションや日本漫画からの影響も感じされる具象モチーフと、それを構成する絵画的な、大胆な色使いや焦点を前後させるレイヤー構成が特徴的。また、近作で多く見られる「印刷の網点のような」描き方など独自技法の追求もその作品に強い個性を与えている。彼の動作を感じさせる筆跡が印象的な線となり画面になる。
また、タトゥー文化への愛情も深く自身も、各地に熱心なファンを持つ彫り師である。
https://www.instagram.com/haunted_horfee/
BIEN
1993年東京都生まれ、ドローイングを表現するアーティスト。ストリートカルチャーやアニメーションやフィギュアから影響を受けており、これらの文化の持つ様々な表現様式を受け継いだ抽象絵画制作やインスタレーションを展開。記号的な意味の解体と再構築を試みる。
2016年「Living,Daylights,Room」ANAGRA(東京)、2017年「SIDECORE-路・線・図-」Gallery TRAX(山梨)、2017年「Reborn-Art Festival」石巻(宮城)、2017年「新芸術祭2017 : 150年の孤独」いわき(福島)、2018年「WOOZY WIZARD」BLOCKHOUSE(東京)、2018年「理由なき反抗」ワタリウム美術館(東京)2019年「Count the Waves -Visualizing Invisibility-」東京藝術大学陳列館(東京)、2019年「THINKING BOOK/CIRCUIT MAZE」KG(東京)、2019年「Hole in the View」CONNECT(東京)2019年「Reborn-Art Festival」石巻(宮城)
https://www.instagram.com/bien_jap/
Daniel Sparkes
ダニエル・スパークス1980年、イギリス生まれ。コミック・アブストラクション(漫画における抽象表現主義)の旗手として活躍する彼は、平 凡な日常生活に、辛辣なウィットに富む作風で切り込んでゆく。ドクター・スースや、フィリッブ・ガストン、要塞建築の狭間を行き来するようなスタイルで、見つけてきたイメージをカートゥーンの描き込みなどで歪め加工する。このようにスパークスは、ありふれた物を媒体とし社会批評を行う。
このダークなユーモアで呼び起こされる作品らは、神秘的でありながらも妙に親しみを憶える強烈さと驚きとを併せ持つ視覚的言語で語られている。
スパークスは名門ジャーウッド・ドローイング賞入選を果たし大きな反響を呼ぶ。
その他、ナイキやジバンシィ、ワープ・レコーズなどへの作品提供を行い、欧米各地で精力的に展示を行なってきた。
http://danielsparkes.com/
https://www.instagram.com/mudwig/
佐藤 秀親 / Hidechika Sato
子供の頃によく絵を描いていた事を思い出して、2018年から独学で絵を描き始めました。
https://www.instagram.com/hidechikaa/
Hiraparr Wilson
東京都出身。多摩美術大学芸術学部卒業。思い出野郎 A チーム、CATBOYS、やけのはら、BTB 特効など多く の音楽家のアートワークを手がける他、GAS AS INTERFACE が手がける T-shirts レーべル・T by GASBOOK や上海を拠点にするファッションブランド・SIRLOIN などへのイラスト提供などを行う。さらに、川村亘平 斎の影絵個展『MATA AIR』や、音楽家・藤田陽介と BOREDOMS・EY ヨの舞台『メモリーム| MEMOLEEM』を仕掛けるなど、ジャンルにとらわれずオルタナティブに活動を展開。2017 年に恵比寿・ OVER THE BORDER、2018 年にタイ・Speedy grandma gallery にて個展を開催するほか、国内外のグループ展にも積極的に参加している。
https://www.instagram.com/hiraparr/
井口弘史 / Hiroshi Iguchi
グラフィック・チームIlldozerを経て、2001年より自身の作品制作を主とする活動をはじめる。作品集として『CULT JAM』(BARTS),『BIG VALUE DUB』(Innen),『Holes』(Innen)をリリース。 主な展覧会: 『勉強時代』P-House(1994),『VERSUS EXHIBITION 02 -UK vs JAPAN』PARCO MUSEUM(2003),『N.D.F.M.P.』SO GALLERY(2015),『Synthesizer』SO1(2018)
https://www.instagram.com/thebwoy/
Jonathan Zawada
ジョナサン・ザワダは、アートとデザイン世界のアナログとデジタルの両技法を織り込む多面的なアプローチで知られるアーティストである。彼は創作活動でしばしば、つかの間ではかないバーチャル体験から、有形の芸術作品を創造することを探求する。
人工的な物と自然な物の交わりや混合を中心とする彼の世界は、超写実的であり精巧で複雑にきめ細かく表現され、それでいて大胆でダイナミックなものとして成り立っている。
ザワダの活動は、初期のルーツであるウェブデザインやプログラミング、そしてさらなる進化の成果である商業グラフィックデザイン、イラストレーション、さらにはアートディレクションの各分野の知識を活かし、現在ではオブジェクトや家具のデザイン、彫刻、動画、美術展示そして絵画などにまで至る。
http://zawada.art/
タナカカツキ / Katsuki Tanaka
https://www.kaerucafe.com/
宮澤 謙一 / Kenichi Miyazawa (magma)
アーティストユニットmagmaとして活動しながら立体、コラージュ、ソフビなど自身の作品を日々制作している。2016年にトーキョーカルチャートbyビームスにてイラストレーターのオオクボリュウと2人展を開催。
https://www.instagram.com/ken01_magma/
http://magma-web.jp/
水野 健一郎 / Kenichiro Mizuno
アーティスト。1967年生まれ。岐阜県出身。東京都在住。鳥取大学工学部社会開発システム工学科中退。バンタンデザイン研究所キャリアスクール修了。セツ・モードセ ミナー卒業。既視感と未視感の狭間に存在する超時空感を求めて、自身の原風景の形成に大きな影響を与えたテレビアニメの世界観を脳内で再構築し、ドローイング、ペインティング、グラフィック、アニメーションなど、多様な手法でアウトプット。その一方で、クラムジング及び脱印象的描画法の開発を行う。映像チーム「超常現象」、美術ユニット「最高記念室」、パフォーマンスグループ「31世紀」としても活動。美学校「絵と美と画と術」講師、 東北芸術工科大学非常勤講師、女子美術大学非常勤講師、マイファイ絵画実験室講師。
http://kenichiromizuno.blogspot.com/
Leon Sadler
1984年生まれ、イギリス ノッティンガム在住。
ドローイング、絵画、彫刻などの作品を制作・世界各国にて展示を行う。
また、アーティストビデオグループFamiconの一員として、アンダーグラウンドコミックや雑誌を出版。雑誌「SFアートアンソロジー」の共同編集者の一員でもあり、Hugh Frost of Landfill Editionsとともに制作された「Mould Map」はこれまでに7冊発行されてきた。
2019年には、服やオブジェクトを制作する実験的プラットフォームとしてのプロジェクト「Tydrax 618」を開始。最近では、Gasius、Brain Dead、Medicom Fabrick、Givenchyなどへテキスタイルデザインの提供なども行う。
https://leonsadler.com/
Lucas Dillon
https://www.lucas-dillon.com/
LUNG
ロンドンに住み、仕事をしているLungは三人称でこの文章を書いています。
変じゃないか?アーティスト自身が書いているのは明白なのに、他人を装って「住み、仕事をしている」とまで書いてある。
住んでいるのだからその都市で仕事をしているのは当たり前だろうし、もしそうでなければ通勤だけでヘトヘトに疲れてしまう。時差ボケが仕事を捗らせることでもあるんだろうか?私には分からない。
さて、一般的なバイオグラフィーが必要とする情報は、以下の通りである。(三人称はここまでにします):
私はアメリカ、日本とイギリスで展示をしたことがあり、美大在学中はほどよく出席し、今は主に絵画と彫刻を創っている。
もし他人がこの文章を書いているふりをまだするのであれば、私の作品に関する在りもしなかった対談から数句抜粋し、ここで引用することも出来るのだろう、そういうバイオグラフィーは読んだことがある。でも貴方に直接語り掛けている今、私にはそれが出来ない。
今回の執筆で纏めるとすると、私の創るモノとは映画を観ている時に連続する状況の設定ミスに気付いた時のあの感じ。俳優がプールから出てきて一秒後のシーンでは髪が乾いているときや、違う例えだとすると、業務用に作られた同一の音楽が様々な商品の広告で使われているのを聞いたとき。自分の作るモノはそのようなモノだと思うんだが、今のは何かしらフェイクの引用句を使って説明するべきだった。時すでに遅し。
ネットで読んだのだが:
バイオグラフィーを執筆する際、その構造は簡潔に纏め、且つ的確に書かれるべきである。
長ったらしくて纏まりのないバイオは読者を当惑させ、場合によっては読者を失くすこととなる。バイオグラフィーは三人称で書かれるべきである(まるでアーティスト以外の人が書いているかの様に)。
とまあ、既に取り留めもなく書きすぎてしまったし、三人称の点でも早々と失格。
簡潔にしよう。
気が向いたら作品をチェックしてみてください、気楽に。
Lung
(ロンドン)
(彼が住み、仕事をしている場所)
l-u-n-g.com
河野 未彩 / Midori Kawano
神奈川県横浜市生まれ。音楽や美術に漂う宇宙観に惹かれ作品を制作。
グラフィックやアートディレクション、プロダクトデザイン、映像など多岐にわたる領域で活動する。その物静かな佇まいからは想像できないほど、彩り豊かで奥行きのある作品を作り出す。アンダーグラウンドな音楽シーンから作品制作を開始し、純粋なオリジナルの創作物からクライアントワーク、展覧会の活動に至るまで、常に独自の視点から自身の興味を追求する。澄んだ光のようなその視線でアイデアを創造し、その行為を通してさまざまな物語を紡ぎ出してきた。
https://www.md-k.net/
NANOOK
東京都生まれ。山奥にある全寮制の中高一貫教育で育つ。
名前の由来は父親がアラスカで出会った犬の名前であり、愛犬の名前。
2006年、愛犬ナヌークの死後、NANOOKを襲名。
現在、東京を拠点にドローイング、ペインティングなどの表現で活動。
http://nanoooook.blogspot.com/
Russell Maurice
1975年イギリス生まれ、現在東京在住。
セントラル・セント・マーチンズ大学院修士課程修了。ロンドンの現代芸術協会入選他、チャップマン兄弟、ピーター・ブレイク、エッド・アトキンス、ターナー賞受賞者ローラ・プロヴォストといった世界各地の名だたるアーティスト達と展示をする。モーリスはMedicom、Porter、Givenchy 、Nikeなど数々のブランドとのコラボレーションも果たし、ガシアス(Gasius) の運営も行う。
http://russellmaurice.com/
Rhys Lee
オーストラリア ビクトリアを拠点とし、2000年以降、国内ではメルボルン・ブリスベン・パース・シドニー、国外ではニューヨーク・ドイツ・フランス・ニュージーランドなど、国際的に個展を行う。メルボルンのハイデ美術館(2019)、イアン・ポッター美術館、メルボルン(2015)、ニューサウスウェールズ州立美術館アーチボルド賞(2012)、モーニングトン半島リージョナルギャラリー(2001)、クイーンズランド大学芸術家のセルフポートレート賞(2009)、ニューサウスウェールズ州立図書館のダグモラン賞(2009)などでの展示への参加し、米国、英国、ドイツ、フランス、ベルギーの国際コマーシャルギャラリーでも展示されてきた。
Rhys Leeは、クイーンズランド芸術大学(1997年)で視覚芸術、デザイン学科卒業。2009年にはアーティストに関するモノグラフが出版。作品はオーストラリア国立美術館とアートバンクへコレクションされている。
https://www.instagram.com/rhyslee_/
オオクボリュウ / Ryu Okubo
イラストレーションとアニメーションを主な表現とし、ミュージックビデオ、雑誌や広告、アパレル、内装などを手がける。シンプルな線画をはじめ、エアブラシや水彩、デジタル等、その時々のテーマや興味によって表現方法が変遷する。 個展「Like A Broken iPhone | アイフォン割れた」(2016年、CALM & PUNK GALLERY)、宮澤謙一(magma)との二人展「GRANDMOTHER」(2016年、TOKYO CULTUART by BEAMS)などで作品を発表。2019年にKAKATO(鎮座Dopeness・環Roy)と共に絵本「まいにちたのしい」(ブロンズ新社)を出版。
https://dddddragon.info/
Shohei Takasaki
http://www.shoheitakasaki.net/
Stefan Marx
https://www.s-marx.de/
Will Sweeney
http://willsweeney.co.uk/