PAST EXHIBITION
PAST EXHIBITION
2012年5月12日(土)-5月23日(水)
※5月11日(金)はプライベートビューのみ(19:00 – 22:00)
12:00 – 20:00
無料
新たな陶器装飾の表現
かわいらしいのに、ヒューモラスで、少しダーク…。ドイツ郊外で育ったCarolin Loebbert(カロリン・ロバート)が描く、自然やかわいらしい鳥や猫などの動物たちに、過去の偉人たち、POPなタイポグラフィと現代的なモチーフ。独特なタッチと世界観で描かれる彼女の作品は着々と人々を虜にしている。
‘Time Travel’ では、カロリンが一点ずつ異なった絵を描き加えた陶器のシリーズ ”Porcelain Series (ポルセリン・シリーズ)” を発表いたします。
ポルセリン・シリーズは、Vintageの陶器が持つ古めかしさと懐かしさに彼女のPOPな手描きの要素を混ぜた魅力的なシリーズとなります。Vintageの陶器に過去の賢人や動物と、現代的なモチーフを混在させるこの作品はまさに‘Time Travel’ 。新たな陶器装飾表現への挑戦です。
陶器とカロリンの間には、彼女の家族と毎日の生活に強い結びつきがあります。カロリンの母親は鳥のモチーフが入った陶器の飾り皿のコレクターでした。そして、スープを陶器の器で飲んだり、夜ごはんを陶器のお皿で食べたりと、日々陶器を使う習慣は、カロリンの家族の伝統となっています。
母親の飾り皿、陶器を使用する家族の伝統が、カロリンにインスピレーションを与え、現在と過去を融合させた作品を生み出しました。
本展では、このポルセリン・シリーズ以外にも、彼女の最新のグラフィック作品の大判ポスターや“Time Travel”のコラージュ作品を展示する予定となっております。
Carolin Loebbert / カロリン・ロバート
http://www.carolinloebbert.de/
1981年ドイツウエストファーレンのハルターン生まれ。2002年にハンブルグ
応用科学大学にてイラストレーションとコミュニケーションデザインを学び、
2003年よりベルリン、ストラスバーグ、東京など世界各国でグループ展に参
加。2004年よりフリーランスのイラストレーター、そしてグラフィックデザ
イナーとして活動し始め、すぐに様々な雑誌や選集で才能を発揮。2012年の
母の日に、三越伊勢丹のキャンペーンのメインアイコンに作品が起用され、三
越伊勢丹・新宿店のウインドウ一面に大きく取り上げられる。
同年に行われた日本初個展「Time Travel」ではビンテージの陶器に手描きの
イラストを散りばめた作品が話題を呼び、IDEEやLOFT等で展開される。
彼女の独特な色使いと世界観は見る者を一目で虜にさせる魅力を持っている。