PAST EXHIBITION

Uncertain Play
Tadashi Nakamura ×Atelier Yocto

日程

2017年12月8日(金)~12月17日(日)
*最終12月17日(日)は開廊。

開廊

12:00 – 19:00
休廊 日曜日 / 月曜日

会場

CALM & PUNK GALLERY

入場

無料

2017年12月8日(金)より西麻布・CALM&PUNK Galleryにて、アーティスト・中村正とデザインユニット・アトリエヨクト による展覧会「Uncertain Play」を開催いたします。 2013年春に、奇しくも同時期に山梨県最北西の地、北杜市へ移住した2組の創り手。本展「Uncertain Play」は、公開 パフォーマンスを行う「山羊のメリーさん」が代表作となる、シュールで奇妙な世界観をまとう中村氏と新たな生活スタイル を提案するアトリエヨクトのアート×デザインのコラボ展となります。本展では、中村氏による今まで制作した約60体加え、 新作として今までにない大きさの3体の動物立体を発表。それら作品がアトリエヨクトの新たな機能を見出すための実験的 鉄製の新作作品と絡み合いながら、ギャラリーの空間を彩り、新たな表現方法に挑みます。 本展でしか生まれない2組による化学反応を是非ご高覧ください。

《ステイトメント》
「ここは様々な境界線の間(はざま)になりたっている不確かな世界・。」
2013年春、奇しくも同時期に山梨県最北西の地、北杜市へ移住した2組の創り手が、アートとデザインという垣根を超えて 織りなす不思議な空間が、2017年冬CALM & PUNK GALLERYに出現します。

̶̶̶̶̶

都市から大自然の中へ移住して早4年が経ちました。僕は、一体何を求めて慣れ親しんだ街をはなれたのだろうか。
“ Think out of the Box. ” 箱の中で考えるのではなく外側に出て考える。これまで享受してきた既存の価値観に囚われず、 自分自身に揺さぶりをかけたかったのだと思います。今は、この星ぜんたいが大変革のまっただなかにあるのだと感じています。 すべては解体され、すべては再構築される。すべては出揃い、すべては不確実にゆらいでいる。まさか自分がこんな時代を 生きるとは思ってもみませんでした。そんな中にあってもなお、松明を灯し手探りで進んでゆこうと思います。 今回、ヨクトという仲間を得て、鉄フレームと動物人形のスリリングなセッションをご高覧頂けたら幸いです。
中村正

̶̶̶̶̶

いかに使う人が心地よく、楽しく、飽きずにその行為を満たせるかー、いつもその道具や家具が帯びる機能に意識を研ぎ 澄ましながらカタチを生み出している日常のモノづくりから離れ、今回は“空間に線でスケッチするように、細い鉄でカタチを 模索しながら機能を見出す”という新たなプロセスを試みています。 けれども、ヨクト本来の色々な使い方がアレンジできるという遊び心はそのままに。
それが、ヨクトにとっての「Uncertain Pla(y 不確かな遊び)」となって、中村正さんの作品と触れ合い混ざり合って、どんな 化学反応が生まれ出すのか今からとても楽しみです。
アトリエヨクト

中村 正 なかむら ただし
1971 年台北市生まれ 多摩美術大学油絵科卒 2013 年山梨県北杜市へ移住。自ら「山羊のメリーさん」に扮して、観客の前で公開 パフォーマンスとして生み出す、娯楽性とアート性が融合したハイブリット動物人形は、シュールで可愛いだけでなく大人のための 寓話性をも秘めている。それは作家自身の内省的な物語のみならず、同じ時代を生きる全ての人への物語とも言えるのかもしれない。 H.P.DECO 各店、阪急うめだ他、個展グループ展多数。ここ数年はパフォーマンス、展示だけ でなくワークショップの機会も増えている。 T&G ARTS 賞 /NEXT DOOR Vol.8(2008) 他受賞

アトリエヨクト
「つかう人がそれぞれの使い方を見つける楽しみ = 工夫する余白のあるデザイン」をキーワードに、自由にアレンジや持ち運びが でき、永く使い育てていける家具や 道具たちをカタチにしている。その延長線上にそれらの集積である建築があり、ときには設計 も手がけている。
Habitare(Finland)、Stockholm Furniture Fair 出展、hako gallery( 代々木上原)、Gallery Trax ( 山梨 ) などで個展。 「Wood Speaker」が German Design Award 2018 winner 受賞